第41回日本高次脳機能障害学会を2017年12月15日(金曜日)と16日(土曜日)に、さいたま市にあります大宮ソニックシティを会場として開催します。
学術総会のテーマは「わかりあうを科学する」といたしました。自己と他者との相互理解ということは人が生きていくために極めて重要な点です。このことについて脳科学では現在、どこまで何がわかっているのか、その先にどのような研究の切り口があるのか。そのようなことについて学びながら、未解明の部分もまだ多い人間の脳を高次脳機能という視点から考えていただく機会になればと考えております。
このテーマに沿うものとして、特別講演と教育講演を考えました。
特別講演は岡ノ谷一夫先生に、音声と表情が伝えるもの:コミュニケーション信号の進化(仮題)というご講演をいただきます。教育講演では研究の進展が著しい自閉症や発達障害の脳画像研究のご講演を山末英典先生に、さらに共感ということについてのご講演を梅田聡先生に、それぞれお願いいたしました。
そのほか、セミナーとして脳画像の見方、あるいはさまざまな職種のベテランが、1つの症例をどのように読み解き対応したかということについてじっくり学ぶものなど、さまざまな企画を考えております。
会員の皆様が、ご自分の臨床で得られた知見を演題、ポスターの形でたくさん発表していただき、討議ができますことを祈っております。
演題の申し込みなどにつきましては、随時、本ホームページでご案内させていただきます。
来年12月に大宮で皆様のお越しをお待ちしております。
第41回日本高次脳機能障害学会学術総会 会長
立石 雅子(目白大学保健医療学部言語聴覚学科)